6月28日サロマ湖ウルトラマラソンゴール・そしてスタートへ

北海道の雄大な自然を感じ、美しいサロマンブルーの湖一周をめぐる旅

ウルトラマラソン100km感動のゴールは常呂町スポーツセンターです。

ソルトレイクで「シムソンズ」が活躍して有名になったカーリングの盛んな、

自然ゆたかな北の街。

サロマゴール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の遠征滞在はスタート湧別のみなみ隣、人口2万人の遠軽町です。

主要産業は農林業、気温がマイナス20℃くらいまで下がりますが、降雪は比較的少ないそうです。

こちらの建物は断熱気密性が高く暖房設備が整っていて、冬場室内では意外にも半袖で過ごせます。

ただし建物の基礎工事に思わぬ費用が掛かり、「氷結深度」は90cmと表示されています。

私が宿泊したホテルはクーラーが無く少し戸惑いました。

 

彼は突然、7年前Uターンで遠軽町に戻り、父より牧場を引継いだと聞きました。

当時、仕事は建築関係で親交も深く、たくさんの苦楽をともにしました。

そんな縁で今回たいへんお世話になりました。

「牧場経営」聞こえが良いですがと・・・ひとりごとのように。

いままで知らなかった苦労話、事業とはとても言えない飼育牛50頭規模。

現在は何とか努力がむくわれて、500頭まで増えたそうです。

まだまだこの地域では小規模です。

 

飼育牛の競売り場へ同行させて頂きました、当日は750頭ほど競りに掛かるそうです。

競売不動産の入札手続きと違い、カーオークションのように機械化された、ながれ作業でした。

良い牛は「高値です!」いずこも状況は同じ。 彼は言いました少し発育が遅れている、

体形がよくない牛を積極的に落札して、だいじに大事に手をかけ愛情をそそぎ育て増やしたそうです。

仕事の内容は違いますが、この感覚まさに今まで、私が実践してきた事と同じです。

いつまでも変わらないそのマインド、なぜかうれしさにつつまれました・・・

7年のときをこえ、あの時代がよみがえり、彼をさらに身近に感じました。

 

この話にはまだまだ続きがあります、野望はこれからさらに全国にむけ拡がる。

北海道北見市のハッカ生産量は昭和14年ごろ「世界市場の70%」を占めていました、

現在は合成ハッカが精製され、北見市の生産は衰退しました。

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ミント牛1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『北見ハッカ記念館』

 

 

 

「世界NO1のハッカ」をつかいブランド牛を生産する計画を彼より聞き、

驚きそして感心しました。

穏やかな笑顔で語りだした・・・

ハッカ栽培農家と契約してブランド牛の生産に、すでに取り組んでいること。

商標登録を受けた「北見ミント牛」は、5年先を目途に市場出荷に向け着実に計画は進んでいる。

大自然の恵みをふんだんに受けて大切に育てられた、その肉質はきっとやわらかで、からだに優しく、

爽やかにミントが香り、自然のあじわい、豊かだろう・・・  目をとじ思いをめぐらせました。

 

いま北の大地を真っ赤に染めつくす夕日、美しい牧場風景、そのすみずみにまで、

たしかな自信が溢れていました。

次は東京神楽坂あたりで待合わせをして「北見ミント牛」を、

2人でいただきましょう、笑顔で握手をした。

夢は拡がるばかり、かたい約束をかわして北海道をあとにしました、彼ならかならず成功する!

このさき楽しみがひとつ増えました、応援しています。

私も負けられない頑張らなければ!

 

サロマ遠征で思いがけないことより、大きな勇気と刺激を頂き帰ってきて数日が経過しました。

あらためて思うことは、チャンスはどこにでもある、ただそれを見過ごしている。

いま一度、原点を振返り創業当時に思い描いた、「農耕型経営スタイル」を邁進します。

機内誌で目にとめた「志を立てて以って万事の源となす」なぜかいま心に響く。

 

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